※2026年10月9日時点の三菱UFJニコス公式サイトの情報をもとにしています。条件は変わることがあるため、最新の内容は公式サイトで確認してください。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードの大きな特典のひとつが、世界の空港ラウンジに入れるプライオリティ・パスです。これまでは回数を気にせず無料で使えましたが、三菱UFJニコスは2026年9月7日、無料で使える回数を「1年間につき10回まで」に変えると発表しました。
出張や旅行でラウンジをよく使う人にとっては、「自分は年に何回使っているのか」「超えたらいくらかかるのか」「家族や同行者はどうなるのか」が気になるところです。この記事では、改定ウォッチが記録している内容と公式発表を突き合わせて、利用回数ごとの負担の目安と、12月2日までに確認しておきたいことをまとめます。
三菱UFJカード プラチナのプライオリティ・パスは2026年12月2日利用分から年10回まで
公式発表によると、変更は2026年12月2日利用分からです。2026年12月1日までの利用は、回数の集計に含まれません。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 無料で使える回数 | 回数制限なし | 1年間につき10回まで |
| 11回目以降 | - | 1回あたり35米ドル |
| 同伴者 | 有料 | これまでどおり有料。1人1回35米ドル(無料回数の対象外) |
対象は、次のカードに付いているプライオリティ・パスです(名称は公式発表のとおり)。
- 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
- 三菱UFJカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
- 三菱UFJニコス株式会社が発行するプラチナの提携カード
- 三菱UFJニコスフランチャイズが発行するプラチナのカード
本人会員・家族会員それぞれが対象です。一方、JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナは対象外と明記されています。
11回目からの料金は、後日、プライオリティ・パスのデジタル会員証に登録したクレジットカードに請求され、明細には「Priority Pass AP Limited」と表示されます。
年15回なら約2.6万円:利用回数別の追加負担の早見表
1年間に何回使うと、いくら払うことになるのかを試算しました。35米ドルは公式の金額ですが、円の金額は運営者の試算で、為替は1ドル150円と仮定しています。
| 1年間の利用回数 | 有料になる回数 | 追加の負担(米ドル) | 円の目安(1ドル150円と仮定) |
|---|---|---|---|
| 10回 | 0回 | 0ドル | 0円 |
| 15回 | 5回 | 175ドル | 26,250円 |
| 20回 | 10回 | 350ドル | 52,500円 |
実際の円の金額は、アメリカン・エキスプレスが利用データを処理した日に同社が指定したレートで換算され、そこに事務処理手数料が加わります。三菱UFJニコスの案内では、外貨の利用分の事務処理手数料が、三菱UFJカード会員は2026年11月16日利用分から、NICOSカード会員は2026年11月6日利用分から改定されます。12月2日以降の請求には、いずれも改定後の手数料(アメックスは税込4.30%)がかかります。これを加えると、年15回で約27,400円、年20回で約54,800円が目安です(これも1ドル150円と仮定した試算です)。
行きと帰りの空港で1回ずつ使うなら、年5往復で10回に達します。海外への出張や旅行が年6回以上あり、毎回往復でラウンジに寄る人は、11回目以降の料金がかかります。

10回の回数はいつリセットされる?登録日によって集計期間が違う
注意したいのは、「1年間」の数え方が、プライオリティ・パスをいつ登録したかで変わる点です。公式発表の集計期間は次のとおりです。
| プライオリティ・パスの登録日時 | 集計期間 |
|---|---|
| 2026年12月2日まで | 2026年12月2日から1年間。有効期限までは毎年12月2日にリセット、有効期限の更新後は登録日から1年ごと |
| 2026年12月3日以降 | 登録日(更新日)から1年間ごと |
すでにプライオリティ・パスを持っている人は、2026年12月2日に無料回数が10回にそろい、有効期限までは毎年12月2日に戻ります。有効期限を更新したあとは、登録日を起点に1年ごとのリセットに切り替わります。「年末年始の旅行で使い切ったらいつ戻るのか」は人によって違うので、自分の登録日と有効期限を確認しておきましょう。

同伴者と家族会員の扱い:夫婦で使うと差が出る
回数は本人会員・家族会員それぞれのプライオリティ・パス会員番号ごとに数えます。同伴者の利用は10回の枠に入らず、これまでどおり1人1回35米ドルです。
たとえば、本人が年12回ラウンジを使い、毎回配偶者が一緒に入る場合を比べてみます(1ドル150円と仮定した運営者の試算、事務処理手数料は含めていません)。
| 配偶者の入り方 | 本人の負担 | 配偶者の分 | 合計(1年) |
|---|---|---|---|
| 同伴者として入る | 2回分 70ドル | 12回分 420ドル | 490ドル(73,500円) |
| 家族会員として自分のプライオリティ・パスで入る | 2回分 70ドル | 2回分 70ドル | 140ドル(21,000円) |
同伴者の料金は変更前から負担するものだったので、同伴者として入る場合に今回の変更で増えるのは本人の2回分(70ドル)です。それでも、家族会員が自分のプライオリティ・パスを持っていれば、合計の負担は小さくなります。家族カードの年会費などの条件は、公式サイトで確認してください。
2026年12月2日までに確認しておきたいこと
- 利用回数を確認する:プライオリティ・パスのアプリの「アカウント」>「利用履歴」で確認できます
- 12月1日までは回数に数えない:11月中の旅行で使った分は、10回の枠を減らしません
- 家族会員の登録状況を見る:家族と一緒に使うことが多いなら、家族会員が自分のプライオリティ・パスを持っているか確認します
- 登録日と有効期限を控える:無料回数がいつ10回に戻るかが分かります
- 年10回を超えそうなら選択肢を比べる:三菱UFJニコス発行のプラチナ提携カードも同じ変更の対象です。使い分けるなら、三菱UFJニコス以外の会社のカードのプライオリティ・パスの条件(無料回数・同伴者の料金)を各社の公式サイトで確認します
運営者は最近ラウンジを使っていないため、この記事は公式発表と試算をもとにまとめています。年10回で足りるかどうかは、実際の利用履歴で判断するのが確実です。
次の特典改定を見逃さないために
今回の変更は、2026年9月7日に三菱UFJニコスのお知らせページで発表されました。改定ウォッチでは、カード会社・ポイントの公式発表を毎日確認して記録しています。
自分のカードの改定だけを受け取りたいなら、メール通知が便利です。
使っているブランドを登録すると、ポイント付与率・年会費・手数料・特典の変更があったときだけお知らせします。配信はいつでも停止できます。
まとめ
- 三菱UFJニコス発行のプラチナカードのプライオリティ・パスは、2026年12月2日利用分から無料が年10回まで
- 11回目からは1回35米ドル。年15回で175ドル、年20回で350ドル(1ドル150円なら26,250円・52,500円)
- 回数は本人・家族会員の会員番号ごと。同伴者は無料枠の対象外で、これまでどおり1人35米ドル
- JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナは対象外
- 2026年12月1日までの利用は数えない。アプリの利用履歴で年間の回数を確認しておく
出典
- 三菱UFJニコス:海外空港ラウンジサービス「プライオリティ・パス」の無料ご利用回数に関するご案内(2026年10月9日確認)
- 三菱UFJニコス:外貨でのショッピングご利用代金を円貨へ換算するための事務処理手数料改定のお知らせ(2026年10月9日確認)
