※2026年10月5日時点のアメリカン・エキスプレス公式サイトの情報をもとにしています。条件は変わることがあるため、最新の内容は公式サイトで確認してください。

アメックスから「紙のカードご利用代金明細書手数料導入のご案内」が届き、いつから・いくら・自分のカードも対象なのかが気になっている人も多いと思います。ところが告知ページ自体には金額も開始日も書かれておらず、詳細は別の利用ガイドにまとまっています。

この記事では、改定ウォッチが2026年8月31日の発表から記録している内容と、アメックス公式の利用ガイド・FAQ・特約を突き合わせて、金額・開始時期・対象外のカード・無料にする手順を1ページにまとめます。

アメックスの紙の明細は2026年11月2日以降の締め日から1通220円

アメックスの公式ガイドによると、2026年11月2日(月)以降の締め日の明細書から、紙の明細書1通につき220円(税込)の手数料がかかります。2026年11月1日までの締め日の明細書は無料です。

手数料は「カードご利用代金明細書が発行された月のみ」1通220円です。毎月紙で受け取っていれば、1年(12通)で2,640円、5年で13,200円になります(毎月請求があり、手数料が改定されない前提の試算)。

なお、手数料が実際にどの月の請求に載るか(その月の明細か翌月か)は、公式の案内では確認できませんでした。

対象になるカード・ならないカード(セゾン・ニコス発行のアメックスは別ルール)

公式ガイドで対象外と明記されているのは、次の5種類です(表記は公式ガイドのとおり)。

  • プラチナ
  • ビジネス・プラチナ
  • ペルソナアメックス
  • アメックス・ブルー
  • アメックスのBLUE

公式には対象外のカードだけが列挙されており、グリーン・ゴールド・提携カードなどを名指しで「対象」とした記載はありません。対象外の5種類以外は対象と読めますが、手元のカードが気になる場合は公式ガイドかカード裏面の窓口で確認してください。

注意したいのは、券面に「AMERICAN EXPRESS」とあっても、発行元が別の会社のカードです。セゾン・アメックスや三菱UFJカード・アメックスなどは、アメックス本体とは別のカード会社が発行しており、今回の220円ではなく各発行元のルールが適用されます(セゾンカード・三菱UFJニコスは紙の明細が1通330円の場合があります。対象になるカードは各社の案内で確認してください)。明細書や会員サイトの発行元の名前で見分けてください。

見た目が似たカードの発行元を見分けるイメージ
同じアメックスのカードでも、発行元のカード会社によって明細書の手数料のルールが違う

220円がかからない条件と、年会費だけの月・再発行の扱い

対象のカードでも、次のどれかに当てはまる月は手数料がかかりません。

  • オンライン明細書に設定している
  • カードを解約している
  • 請求金額が0円以下
  • 年会費・月会費を含め、カードの請求がない
  • アメックスの判断などで紙の明細書を送っている

逆に、カードを使っていなくても年会費だけが請求される月は、紙なら220円がかかります(公式ガイドのFAQで「ご請求の対象となります」と回答)。ほとんど使っていないカードほど、気づかずに払い続けやすいので注意が必要です。

一方、郵送で明細書の再発行を頼んだ場合は手数料はかかりません。ただし届くまで1〜2週間、確定申告の時期は1か月ほどかかる場合があるとされています。家族カードの利用分は本会員の明細書にまとめて載ると公式ガイドに書かれています。

JCBや三菱UFJニコスには「一定の年齢以上は無料」という条件がありますが、2026年10月5日時点のアメックスの適用外条件に年齢による例外はありません。

毎月紙だと年2,640円:他社の明細手数料と比べる

紙の明細書の手数料は、ほかのカード会社でも広がっています。各社の公式ページで確認した金額で、毎月1通ずつ紙で受け取った場合を試算しました(計算はスクリプトで実行)。

カード会社 1通(税込) 1年(12通) 5年(60通) 主な無料条件(Web明細以外)
アメックス(本体発行) 220円 2,640円 13,200円 プラチナ等5種、請求のない月など。年齢の例外なし
三井住友カード 132円 1,584円 7,920円 一部対象外あり
JCB(一般カード) 165円 1,980円 9,900円 ゴールド以上、1954年生まれ以前など
楽天カード(一般) 132円 1,584円 7,920円 ゴールド・プレミアム・ビジネス・ブラック
三菱UFJニコス 330円 3,960円 19,800円 1946年9月30日以前生まれ、キャッシングを含む明細など
セゾンカード(有料対象) 330円 3,960円 19,800円 リボ・分割・キャッシング等を含む明細など

アメックスの220円は、三井住友カード・楽天カード(132円)、JCB(165円)より高く、ニコス・セゾン(330円)より安い水準です。法人カードでもJCBが2026年12月10日支払分から1通165円の手数料を導入するなど、「紙は有料」が各社の標準になりつつあります。

紙の明細書の手数料が毎月積み上がるイメージ
紙の明細書を1年間受け取ると、1通220円×12か月で年2,640円

オンライン明細書への切り替え手順と「最初の1通は紙のまま」の注意

手数料をなくす方法は、オンライン明細書に切り替えることです。切り替えにはマイアカウントへの登録とログインが必要です。

  • アプリ:ログイン →「メニュー」タブ →「オンライン明細書の設定」→「オンライン明細書に登録する」をオンにする
  • ウェブ:マイアカウントにログイン →「登録情報の変更」タブ →「オンライン明細書の設定」→ 特約を確認して同意 →「オンライン明細書(ペーパーレス)に登録」→ 確定

気をつけたいのは、公式の案内に「設定変更のタイミングによっては、登録後最初の明細書が現在の受け取り方法で送付される場合があります」とある点です。「何日までに切り替えれば間に合う」という締切は公式には示されていません。11月2日以降の最初の締め日の直前に切り替えると、その1通は紙(220円)になる可能性があります。締め日は会員ごとに違うため、次の締め日まで余裕をもって、10月中など早めに切り替えておくと安心です。

紙をやめるときに気になるのは「後で過去の明細を出せるか」です。アメックスのオンライン明細書は、PDFをアプリで直近24か月分、ウェブで2005年12月以降の分まで見られ、利用履歴はウェブからCSV・Excel形式で直近24か月分をダウンロードできます。当サイトの運営会社は、法人の支払いにデビットカードを使っていて紙の明細は使っていません(アメックスは契約していません)。経理や確定申告で明細を残したい場合も、PDFやCSVを月ごとに保存しておけば紙がなくても困りにくい運用にできます。

紙の明細書からオンライン明細への切り替えのイメージ
オンライン明細書に切り替えれば手数料はかからない。PDF やデータで保存できる

Webが苦手な家族のカードはどうする?

親のカードなど、マイアカウントの登録が難しく紙で受け取り続けたい人もいるでしょう。アメックスの適用外条件には年齢による例外がなく、Web登録ができない人向けの専用の規定も公式には見当たりません。適用外条件の「当社の判断等により紙の明細書をお送りしている場合」に当てはまるかどうかは個別の判断になるため、カード裏面の番号に電話で確認してください。

確定申告などで一時的に紙が必要なだけなら、普段はオンライン明細書にしておき、必要な月だけ郵送で再発行を頼む方法もあります。再発行は手数料がかからない一方、届くまで時間がかかるので早めに依頼しましょう。

次の手数料改定を見逃さないために

今回のアメックスのように、告知ページに金額や開始日が書かれず、別のページを見ないと条件が分からない改定は珍しくありません。改定ウォッチでは、カード会社・ポイントの公式発表を毎日記録しています。

自分のカードの改定だけを受け取りたいなら、メール通知が便利です。

メールで自分のカード・ポイントの改定だけ受け取る(無料)

使っているブランドを登録すると、ポイント付与率・年会費・手数料・特典の変更があったときだけお知らせします。配信はいつでも停止できます。

まとめ

  • アメックスの紙の明細書は2026年11月2日以降の締め日から1通220円(税込)
  • プラチナ・ビジネス・プラチナ・ペルソナ・アメックス・ブルー・アメックスのBLUEは対象外
  • アメックス本体以外が発行するアメックスは発行元のルール(1通330円の場合あり、対象は各社で確認)
  • 年会費だけの月もかかる。年齢による例外はない
  • 無料にするにはオンライン明細書へ。最初の1通が紙になる場合があるので10月中の切り替えが安心

出典