※内容は2026年9月27日時点の公式発表をもとにしています。
年会費無料で100円ごとに1ポイントのdカードで、2027年1月利用分から還元が半分になり、さらに使っていない人には年会費1,650円がかかるようになります。2026年9月1日にドコモが発表しました。
この記事では、変更点を公式発表どおりに整理し、月の利用額ごとに年間いくら減るのかを早見表で試算します。
「気づいたら改悪が始まっていた」を防ぎたい
カードやポイントの改悪は、会員向けのお知らせページなどで告知され、適用は数か月先です。そのときは気に留めず、明細を見て初めて気づくことになりがちです。
私がこのサイト「改定ウォッチ」を作ったきっかけも、妻がクレジットカードやポイントの改悪について、よく不満をこぼしていたことでした。特定のカードの話というより、「気づいたときにはもう改悪が始まっている」「各社の発表を追い続けるのは大変」という不満です。私自身は改悪の影響をほとんど受けていませんが、公式発表を毎日記録して適用前に知らせる仕組みがあれば助かる人は多いはずだと考えました。
今回は適用まで4か月ほどあります。今のうちに影響額を知っておけば、落ち着いて判断できます。
dカード改悪の内容:何がいつ変わるのか
対象は年会費無料の「dカード」です(dカード GOLD U・GOLD・PLATINUMは除く)。すでに持っている人も対象になります。
| 項目 | 改定前 | 改定後 | いつから |
|---|---|---|---|
| 通常の買い物のポイント | 100円(税込)ごとに1P | 200円(税込)ごとに1P | 2027年1月利用分から |
| スマホのタッチ決済 | 通常の買い物と同じ | 200円(税込)ごとに2P(カード番号が4363・5344・5365で始まるdカードのみ) | 2027年5月利用分から |
| 年会費 | 無料 | 初年度無料。2年目以降は前年度に一度も利用がなければ1,650円(税込) | 2027年1月から(2028年2月引き落とし分から請求) |
還元率でいうと1%から0.5%への引き下げです。ただし、次の支払いは扱いが異なります。
- 公共料金・税金など一部の支払い先は、もともと200円ごとに1P。今回の変更で損が増えるわけではありません
- d払い(支払い方法をdカードに設定)は、改定後も200円ごとに2P。ただし内訳のうち1Pは期間・用途限定ポイントです
- スマホのタッチ決済は、Apple Pay・Google Pay・おサイフケータイのiDで街のお店で払う場合が対象です
年会費の判定でいう「利用」には、ショッピングのほか、ドコモの利用料金、ETC、キャッシングなども含まれます。各種手数料や年会費は対象外です。また、売上の情報が届いた日で判定されるため、通販など反映に1か月以上かかる支払いは、判定に間に合わないことがあります。

dカード PLATINUMも縮小(2026年10月・12月利用分から)
年会費のかかるdカード PLATINUMでも、ドコモ光・ドコモでんきGreenの料金に対する進呈率が下がり、ショッピング利用額にかかわらず最大の進呈率になる期間が入会月から12か月後まで → 2か月後までに短くなります。ドコモでんきGreenは2026年10月利用分から、ドコモ光などは2026年12月利用分からです。ケータイ料金とdカード積立の進呈率は変わりません。
| 毎月のショッピング利用額 | ドコモ光 | でんきGreen(地域1) | でんきGreen(地域2) |
|---|---|---|---|
| 入会直後の一律期間(12か月→2か月に短縮) | 20% → 12% | 12% → 8% | 20% → 12% |
| 10万円未満 | 10%(変更なし) | 6%(変更なし) | 10%(変更なし) |
| 10万円以上20万円未満 | 15% → 11% | 9% → 7% | 15% → 11% |
| 20万円以上 | 20% → 12% | 12% → 8% | 20% → 12% |
地域1は北海道・東北・東京・北陸・中国・四国、地域2は中部・関西・九州の各電力エリアです(本会員の進呈率)。なお、dカード PLATINUM会員などは年会費の返金を申し込めます(2026年12月31日までのエントリーが必要。条件は公式ページで確認してください)。
dカード改悪で年いくら減るか:利用額別の早見表
dカードを通常の買い物に使う場合で試算します。1P=1円相当とし、端数の切り捨てや、d払い・公共料金・スマホのタッチ決済の分は含めていません。
| 月の利用額 | 改定前(年間) | 改定後(年間) | 差 |
|---|---|---|---|
| 1万円 | 1,200P | 600P | −600P |
| 3万円 | 3,600P | 1,800P | −1,800P |
| 5万円 | 6,000P | 3,000P | −3,000P |
| 10万円 | 12,000P | 6,000P | −6,000P |
| 0円(1年間まったく使わない) | 0P(年会費0円) | 0P(年会費1,650円) | −1,650円 |
月3万円なら年1,800円相当、月10万円なら年6,000円相当が減ります。メインカードとして使っているほど、無視できない金額です。
使わずに持っているだけの人も注意が必要です。改定後は1年間一度も使わないと1,650円の年会費がかかります。

今のうちにdカードを見直すべき人・続けてもよい人
見直しを考えたほうがよい人
- dカードを通常の買い物のメインカードにしていて、月に数万円以上使っている
- d払いやスマホのタッチ決済より、カードを直接使うことが多い
- dカードを持っているが、ほとんど使っていない(年会費がかかる可能性がある)
還元0.5%は、年会費無料・還元率1%前後のカードに比べて見劣りします。メインの支払いを別のカードに移し、dカードは用途を絞る分け方もあります。
続けてもよい人
- 支払いの多くがd払い(dカード払い)で、改定後も200円ごとに2Pを受け取れる
- カード番号が4363・5344・5365で始まるdカードで、2027年5月以降はスマホのタッチ決済を中心に使う
- 公共料金など、もともと200円ごとに1Pだった支払いにしか使っていない
- ドコモの銀行との連携など、別の特典の条件を満たして還元を上乗せできる
使っていないdカードを残しておくなら、年に一度は少額でも使っておくと年会費を避けられます。判定期間の細かい区切りは告知に書かれていないため、反映の早い支払いで使っておくと安心です。使う予定がなければ解約も選択肢です。
dポイント側でも、2026年12月2日に有効期限の変更にともなう失効があります。あわせて確認しておきましょう。

dカードの改悪・改定は今後も続く可能性があります
改定ウォッチでは、dカード・dポイントの公式発表を毎日確認し、改悪・改善・中立に分けて記録しています。
- dカードの改定履歴はdカードのページで一覧できます
- dポイントの変更はdポイントクラブのページにまとめています
「気づいたときには改悪が始まっていた」を避けるには、自分のカードの改定だけを受け取れるようにしておくのがいちばん確実です。
お使いのブランドを登録すると、ポイント付与率・年会費・手数料・特典の変更があったときだけお知らせします。配信はいつでも停止できます。
まとめ
- dカードは2027年1月利用分から200円ごとに1P(還元率0.5%)に下がる
- 2年目以降、前年度に一度も使わなければ年会費1,650円。請求は2028年2月の引き落とし分から
- 月3万円の利用で年1,800円相当、月10万円で年6,000円相当の減少
- d払いは改定後も200円ごとに2P。スマホのタッチ決済も2027年5月から200円ごとに2P(対象カード番号のみ)
出典
- NTTドコモ「ドコモポイ活プラン・dカードの各種改定について」(2026年9月1日)https://www.docomo.ne.jp/info/notice/page/260901_00.html
- dカード「【重要】「ドコモポイ活プラン」「dカード PLATINUM」dポイント進呈条件および「dカード」dポイント進呈率・年会費改定のお知らせ」https://dcard.docomo.ne.jp/std/info/correction20260901.html
- 改定ウォッチ「dカード:通常還元率が100円→200円で1P、年会費も条件付きで有料化」https://kaiteiwatch.com/change/dcard-20260901-5aee21/
